工程設計とは、製品を製作する上でいくつかの工程から成り立ちます。
まずは、図面から製品の完成イメージを膨らませ、加工の際の土台となる加工機の選定、冶具の設計に移ります。この段階でいかに効率的な加工手順を設定できるかが重要になってきます。出来上がった図面を基に、冶具を製作していきます。この時に加工品を痛めずに、歪みを生じさせないことでロスを最小限に抑える工夫を行います。
次に実際に製品を削るNC工作機の制御プログラムを作成します。気温や湿度の条件を加味しながら、作業順序の効率的な設定、切削条件を決定します。
そして、いよいよ機械加工に移ります!
工程設計で出来上がったプログラムを基に、NC工作機で実際の加工を行います。あらゆる種類の刃物で加工を進めますが、新たな刃物をオーダーメイドで製作・使用するケースもあります。仕上がった試作品は図面の用件を満たしているか、厳しくチェックを行います。細かな不具合を把握し、それぞれの工程にフィードバックが行われます。この繰り返しが品質の向上に繋がります。
試作品で合格点を出せれば、量産ラインへとシフトします。試作段階と生産ラインの若干の違いを考慮しつつ、調整を行い、ラインの完成です。ライン完成後も維持管理に十二分に注意を払って生産していきます。
通常はメーカー様からご依頼頂き、製品を製作します。
製品が完成した際に、ご要望があれば部品の組付け作業まで承っています。
ご希望のお客様はご依頼時にお問い合わせください。
ご依頼があれば機密検査を工程に取り込むことが出来ます、恒温管理を行った機密検査専用の工場を完備しております。